ホンマシカ

昔諦めた詩をかいてみることにしました。

ゲームオーバー

お気に入りの席でカーテンに隠れて 読みたくもない本を開く 窓から吹く風は 砂埃をいれてきた 気になるあの子なんて僕にはいない となりのあいつは おもしろい話をしてくる 無理やり席から乗り出して ひっそりと「ここ死神がいるらしいんだ」 僕が連れてきた…

ホワイトパズル

毎日がきれいなのは気のせいだった 足りないピースはもう探してもいない 地面の石模様を数えて 落っこちてサメに食べられちゃえ 一つずつピースを埋めてくだけ 決まった形の同じ形で 合わないことなんてない ああ 退屈だなぁ ホワイトパズル ペンキをぶちま…

こころはあめだま

都合のいい僕になっている それでもいいよ あなたの心に寄り添えるなら 僕のきれいな飴玉を あなたにあげられるのなら いいか悪いかなんて 誰が決めたのだろう 八方美人したって たった一人のあなただよ 欲しいものはわかってる 飴玉をあげるよ もう泣かない…

冒険を終わりにしない

途方のない旅だと思ってたろう 本当は終着駅なんてないと いつ気づいてしまったのか 冒険はしないことさ 何かを知ってしまうと忘れてしまうのは きっと悲しいことだ 飾り立てた自分が正しいことを いつも言い聞かせていたよ 光の中に答えがあると 信じていた…